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2冊の本を読みました。
①コンビニ人間
著者:村田沙耶香
結婚、出産など『普通』を求められる現代社会に適合できず完全なマニュアルのあるコンビニでしか働けない主人公の物語。
思ったことを普通に口にすると周りからドン引きされることを経験上、知っている。
ゆえに「こう答えると普通なのか」と意識しながらコンビニ仲間にも『普通』に接する毎日。とはいえそこに対して辛さを感じているわけでもなく、コンビニがいちばん世の中に参加していると思える自分の居場所。
そんな主人公にとってやっかいなのは、詮索と普通は…と押し付けをされること。
たとえば、18年もコンビニで働くのはなぜ?!結婚しないの?正社員じゃないの?子どもは?といったことです。
この本をおもしろいと感じるかは、自分がどういう価値観かによるのかなと思いました〜。
というのも、読書メーターで感想を見ると「すごくおもしろかった!」「なんだか気持ちわるい」と真っ二つに感想が割れていたからです。
個人的には、私も『普通』ではないという気持ちからの質問をたまにされるので「ほう、こういう返しね!」などと共感するところがありました〜。
そして、コンビニって凄い仕事量で激務なのに、世間の目は「(経営しない限り)本職とするものではない」って空気なのが、なんだかなぁって前々から思っていました。なのでそのへんに切り込むあたり、楽しく読めました。
本を「おもしろい」と思うポイントの1つは共感にあるので、私は全体的におもしろかったです。
そして私ごと、主人公とは逆にきっちり決まったマニュアルの中で過ごすのはニガテなのに、主人公に共感できるって おもしれ〜とも思いました。
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②日日是好日
著者:森下典子
お茶のお稽古には、よくわからない順次や決まりごとがたくさんあり、それを覚えなければいけない。
覚えようと必死になるほど頭に入らず、モヤモヤと過ぎるお稽古の時間。が、しばらくするとスッと体が動いて道具と一体になるという、フシギな感覚を味わう…。
そして来るたび道具の種類勝手が変わるのにも泣きを見るが、それは季節や天候と一体となっていることに気づき、癒されている自分がいた。
感想としては、ほぼエッセイなのでドキドキするような展開はないけれど、茶道の繊細な描写に息を呑み、お抹茶と雨水を受ける庭の濃い緑が目の前に広がるような描写に癒されました〜。エッセイニガテの私でも最後まで読みました。
「(決まりごとがなかなか覚えられないので)お茶に向いていない」という著者が描くから親近感が湧き、お茶の良さが伝わってくるんだろうなぁと思います。
著者は25年続けて「行くのをやめよう、お茶をやめよう」と何度も思います。あるとき「あえてやめると思わなくていいんだ」と気づいたとき、著者にとってお茶は自分の一部として『身についているもの』になっていたんだろうなぁと思いました。
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さて
偶然「文庫本ランキング」から手にとった2冊でしたが、共通しているなぁと思いました〜。
24時間営業し商品が揃うコンビニと、季節を感じる茶道。
いっけん全く別ものですが、それぞれコンビニと茶道という『自分に帰れる』ツールを通して『自分が見えること』で幸せを感じているなぁと思いました。
幸せは周りではなく自分が決める、そんなメッセージが私には感じられました〜。
そんなメッセージ性を感じる本が売れているって、世の中の流れなのかな。
さてさて
スタジオアウラの
コンビニもお茶もいいけど 推しメンはヨガとピラティスの いとうちっこの2018年11月第3週のレッスンご予約状況です。
◎11/17(土)
9:00〜 10:00 朝活ゆるめヨガ ◎
10:30 〜 11:30 たのPピラティス 残席2
12:00 〜 13:00 やさPピラティス ◎
◎11/18(日)
10:30 〜 11:30 朝ヨガフロー ◯
12:00 〜 13:00 サンデーゆるめヨガ◎
いつもありがとうございます。
今週も、どうぞよろしくお願いします。
押したらニュッと出てくるのを知っている、にゃん。
キャップは手前に…。
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