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【本】坂の上の坂

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タイトル:坂の上の坂〜30代から始めておきたい55のこと

著者:藤原和博

リクルートの営業マンから都内初の民間校長となった著者の本です。

2012年の本ですが、1997年、著者の42歳のころに『日本はどこに向かおうとしているのか』に気がつきます。

成熟社会とアールド・ヴィーヴル

キーワードは「成熟社会」。成熟社会とは、個々人が多様な価値観を持ち、それぞれの生き方を追い求める社会です。

著者が会社に直訴し、これからの日本のヒントを得に渡ったヨーロッパでみたものは、『Art de vivre(アールド・ヴィーヴル)』。

人々の間には「アール・ド・ヴィーヴルとはつまりこれだ」という一般解はありません。一人一人自由に考え、選択し、味わっているのです。まさに、これこそ成熟社会の生き方だと感じました。

その定義は人それぞれだけど、個々それぞれの幸せの形、というニュアンスでしょうか。例えば、20代の若者にアールド・ヴィーヴルとは、と尋ねて返ってくる言葉。

「生きることを楽しみ、日常の平凡さから抜け出る知恵です」「昨日の繰り返しを続けないことです。ゆとりある時間の中で生まれる楽しみ」「電車を一台やり過ごし、次の電車で座っていくこと…時間にゆとりを持てば胸いっぱいに人生を呼吸できます」

若くしてすごい。私がその年で同じことを言われたら、「よくわかんないけどぉ、カシオレでガーリックチャーハン食べてるときは幸せでーす」とか言ってたかもな。

1997年に20代の若者一人ひとりが持つ、自分軸の価値観。将来この国はどうなっていくんだろう?とワクワクしてしまいます。

そして現在の2018年の日本の流れは「それぞれが各方向に向かうこともあるよね」と、ひと昔前の「みんな一緒が普通」の価値観から大きく動いていると感じることがよくあります。

個人的に、30年後くらいには、日本での『普通』は今とだいぶ違う感じになっているんじゃないかな、と思います。それと同時に、それに歯止めをきかせようとする、個人の行動を規制するかのような法律もきっと増えてくる。そんなことを決める人たちを選ぶのは自分なので、責任をもって投票に行くのがもっと普通になっているといいなぁと思います。

ヨーロッパの、人それぞれという価値は、みんなが好きに過ごして相手を見ないのか?と言ったらそうではないところがいいなぁと思いました。

フランス人の人生観には「人は生を受け、死を迎えるまで、結局他人と完全にわかり合うことはできない」という絶対的に孤独な人間観が深く横たわっています。もしかすると、これこそが、成熟社会に流れる基本認識なのではないか、と。

だからこそ「いかに分かり合えない者同士がともに幸せに生きていくことができるか」に頭が向かうようになるのです。美味しい食事、知的な会話、人が幸福を共有する時間をだいじにする。そうした方法を常に日常の中に模索している。そう感じます。

「それぞれの違いは当たり前」の前提で、人との関わりを楽しむって、お互いムリがなくていいなぁと思いました〜。

まだ紹介したいところが多い本なので、またそのうちに。この本の考えかた、すきです。


さて

スタジオアウラの いとうちっこの

カモンベイベー肩こり 2018年11月第3週のレッスンご予約状況です。

◎11/17(土)

9:00〜 10:00 朝活ゆるめヨガ ◎

10:30 〜 11:30 たのPピラティス 残席2

12:00 〜 13:00 やさPピラティス ◎

◎11/18(日)

10:30 〜 11:30 朝ヨガフロー ◯

12:00 〜 13:00 サンデーゆるめヨガ◎

いつもありがとうございます。

今週も、どうぞよろしくお願いします。

にゃん。

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