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ヘッドスタンドにはご注意を

札幌で肩こり解消・姿勢改善パーソナルトレーニングやヨガを入会なしでお探しなら 中央区 大通から近くの円山 少人数制 スタジオアウラの いとうちっこのレッスンへ。

ヨガのヘッドスタンドというポーズ

ヨガで、逆立ちになるポーズがあります。

ヨガのポーズではよく効果の説明書が添えられていることが多いのですが、ヘッドスタンドの場合はこんな感じ。

背骨・腹部・腕・脚の筋力強化
消化力アップ
血行促進
ホルモンの分泌腺を刺激
脚のむくみの軽減
集中力アップ

今はわからないんですけど、ひと昔前は「インストラクターならできるよね…」的な、「できない」って若干言いづらい雰囲気があったような気がします。

そこで私は「今日はできた!」「グラついた」とかやっていたわけですが、実はいつも腰や肩に詰まりを感じながらやっていました。

10年前よりは体と運動について知識と経験があるいまソレを思うと、正直メッチャ怖いことをやっていたと思う。

今の私は当時よりも、見た目は体がまっすぐで痛みのない倒立ができるようになりました。
だからこそ、特にグループレッスンではヘッドスタンドの指導はしたくない。…となったのは皮肉なものです。

パーソナルで教えてと言われても、いきなり倒立させません。
その人に必要なコンディショニングを充分にし、その人の体に合った方法で最終形に近づけていきます。

倒立する前に覚えておきたいこと

ヒトの背骨は、S字カーブになっています。

そして写真で見るとわかりやすいのですが、背骨は下にいくほど太く、ピラミッド状になっています。いちばん下では、太い腰椎の土台が骨盤となっています。

逆立ちになると、背骨の中でいちばん細い部分である首の骨(頸椎)に大きいストレスがかかるのがわかると思います。
もし腕や背中、体幹で充分体を支えているとしても、それなりの圧は加わっています。

普通に立っていると、首が支える頭の重さは5キロくらい。
それがひっくり返っているんだから、首は首以下の4、50キロを支えているということになります。

やっている間は首に何も感じていなくても、やった時間だけ首以下の体重が首にかかっているということは覚えておいた方がいいと思います。
いくら筋肉があろうとも、です。

現代人にヘッドスタンドが危ないわけ

ヘッドフォワード

現代人に多いのが、頭が前に出ている姿勢です。

ヘッドフォワードと言われる姿勢です。

スマホやパソコン、目の前の小さなものに集中することでなりやすい姿勢です。

頭が前に出ると、横から見て首が斜めになっています。
首に起こっていることは、頸椎の上部分は詰まり、下はスキマが広がっている状態。
頭痛や肩こりが起きやすい姿勢です。

この首が斜めの姿勢のまま倒立をすると、首がますます潰れていくことに…!

私がヘッドスタンドを指導したくない理由はここにあるのですが、2020年のいまは、ヘッドフォワード姿勢の人が10年前よりも圧倒的に多くなっています。

10年前はスマホが今よりも普及していなかったからです。

姿勢は年数が長くなるほど、マメに整えないと固まっていきます。
ほとんどの人が固まっていると言っても言い過ぎではありません。
そこでヘッドスタンドの練習を頑張ると、首にかかる圧力がとても大きくなります。
首を痛めてしまうリスクがある、ということです。

筋力不足

年を追うごとに、便利な電化製品が増えて「オンライン」になったぶん出かける機会も減って…。
体を動かさなくて済むことが増えた=筋力が落ちている人も増えている
…ということです。

筋力不足の場合は、関節を支える力が弱くなります。
運動をしてもケガをしやすくなることはもちろんだし、倒立をすると首だけでなく腰や肩にも圧が加わるので、ホントに全身の筋肉を必要とします。

個人的な意見ですが、正直ヨガのポーズだけでは、何十秒とヘッドスタンドをしても安全な筋力がつくか?といったら微妙だと思う。

昔から運動をしていた背景があれば別だけど、わたしのように美術部出身がヨガ始めたという場合は慎重になる必要があります。

ずっとできていても注意は必要

ヨガは「数呼吸をキープ」という感じがスタンダード。
ヘッドスタンドも、できる場合は何十秒か保持することがわりと普通です。
これは想像ですが、ヨガでなければ「逆立ちできたー」ってわりとパッと降りるんじゃないかと思うんです。

ヨガではポーズができると「あとどれくらい(何呼吸)続けられるか…」という気持ちが湧いて、長くなってしまうことがあるのが危ない、と思います。

10年前はヨガがすごいブームになった時期で、そこからずっとヘッドスタンドをやっている人も多いかもしれません。
10年前とスマホを常用するいまでは体は違う…ということは頭に入れ、首が横から見て斜めに潰れていないかを、マメにチェックしておいたほうがいいと思っています。

倒立で効果を期待しない

やさしいヨガからキツいヨガまでやった経験があるからこそ、私はこんな感覚を持っています。

倒立でむくみ解消の効果を狙うより、自力で押し戻せる筋力(筋ポンプ)をつける方が先。

倒立で鍛えようとする以前に、倒立を真横にした(プランク)姿勢で、横から押されても耐えられるくらいの筋力をつける方が先。

それくらいの筋力と関節を動かせる柔軟性があれば、むくんでも体の水分は流れやすい体になるはずです。

そもそもヨガの始まりは修行なので「ヘンに欲を持つな」と言われていますが、ムリなポーズを練習しすぎて反省する…という流れは、ヨガが好きな人はやりがちじゃないかなと思います!
(自分は昔こりた)

倒立を安全にしたいなら

1時間のグループレッスンの中で、急激に筋肉をつけることはできません。

頭が前に出た姿勢はある程度改善できるけど、その時間の中で倒立しても安全な筋力をつけ倒立に持っていくのは私はムリです。
「倒立を安全にできるようになるクラス・毎週参加でホームワークあり」とか条件つけないとできないです。

じゃあ何をすれば…?というと、肋骨が潰れて頭が前に出た姿勢を治しておく。
体幹なりスクワットなりをフォームを崩さずにやる。
逆立ちになる前に、体の隅々をコントロールする力をつけること。

事前にそうやっておくと、リスクが最小限にスッと上がるという人って多いと思います。(コツはいるけど)

じゃあなんのために倒立するの?ってなったら、なんでも新しいことや難しいと言われていることができたら単純に嬉しいものですよね。

周りから何を言われようと、何かをやりたいって気持ちっていいよねって思います。

「できた!!」って瞬間、すんごい若返りホルモンが出ているはず。

というわけでスタジオアウラの

倒立ができるようになったとき コレで無職になっても一発芸でその日暮らしはしていける…
とヨガとかけ離れた欲を持った いとうちっこの

猫背スッキリがテーマの

2020年11月第3週末レッスン

のご案内です。

◎11/21(土)
9:00〜10:05 朝活ゆるめヨガ キャンセル待ち
10:30〜11:30 やさしいトレーニング 残席1

◎11/22(日)パーソナルトレーニング受付終了
◎11/23(月)パーソナルトレーニング受付終了

自粛要請が出されていますが、11/17現在で休業要請はありません。今のところ、今週は開講する予定です。
ただ、キャンセル料は頂きませんので不安を感じるはお早めにご連絡ください。

うちのレッスンは体のバランスを整えるもの。レッスンがないと体調が優れない方もいらっしゃるので、不要不急ではないかなーと思います。
(定員数は4名とさせて頂きます。)

いつもありがとうございます。
今週も、どうぞよろしくお願いします。

私が子どもの頃に初めて間近で見た「フリーランスの職業」って大道芸でした。

箱とか炎とかブン投げて、笑顔で絶対落とさないんですけど。すごすぎて「すごい」というより目の前で起こっていることなのかよくわからない感覚。

そしてお代が入る箱を見て、『仕事をする=収入を得る』という図式を目の当たりにしました。

まじめな少女ちっこは「どうしよう、火なげてキャッチしたら火の部分つかんぢゃう」と、将来の仕事で体をはることについて真剣に考えました。

その後もう少し大人になった頃は、エスパー伊東の「今からこのバッグの中に入ります」といった「微妙にできていないのに謎にめちゃくちゃおもしろい」という、見ている人に突っ込ませるスキマを残すという芸に衝撃を受けました。

ちなみに、天然の父が定年後に始めた手品がエスパー伊東を彷彿とさせる芸風でした。(←本人は必死)「チラチラ見えてるやん!」と、何回言ったことでしょう。

そして自分が大人と言われる年齢のいまは、驚かれるような芸はできないし爆笑を誘う話術も皆無だけど、「1分で肩こりをとる」とかをすると魔法だ…と言われるようになりました。

驚かれたり楽しんでもらえるとやっぱり嬉しいので、子ども心に刻まれた大道芸人のスピリットを自分も持っているんだと思います。

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